FF14 暁月のフィナーレ クリア記念振り返りプレイ日記 85ID~87IDまで
FF14
いつもどおりラストまでのネタバレ含みで。
/この世界の終末
封印されたエリディブスに会い、エルピスの手がかりを得るために、第一世界へ。
このナレーションは星海からプレイヤーの行動を眺めているエメトセルクのものなので、星海で記憶を取り戻したからこその台詞になるわけですね。
エリディブスの前にリーンと会うシーンは、物語上の都合とはいえ、ガイアもいて欲しかった。あの子も一応れっきとした14人委員会(アログリフ)の転生体なんだから、もうちょっと絡ませても…と思わなくもなくも。エデン編コンプが暁月開始の条件とかになってれば登場できたんですかねえ。
/指し示されたエルピス
意外と簡単に呼び起こして再会できたエリディブスくん。
これならラハブレアも…と思ったけどアイツは竜の眼がエステニィアンに砕かれたときに一緒に消滅したんだとかなんとか。
事前に景観は明かされてたけど場所名は???になってたエルピス。
シナリオ的にまあ伏せるわなってのはわかるんだけど、残念ながらモブハンLSから聞こえてくるAモブの座標とエリアでネタバレされてしまうのでした。いやモブハンLSの通知別窓にしておかなかった俺が悪いんすけど…。
でもこれとは別に、漆黒素材を80-90間で使うか調べて全く使わんもんは処分していくかーってやって、クチナシ染め布とかティラコレオレザーでゾディアーク…はまだしもハイデリンのチョコボ装甲でネタバレ食らわすのはガー不じゃねえ?
しかも秘伝書8なのでクラフターがlv80でも表示されるのでした。鬼畜。
/アナグノリシス天測園
渡された服は、着ます。
まわりの同じ進行度であろうプレイヤーみるに7:3くらいで着てないほうが多かった。不敬ですね。
ちなみにアナグノリシスは再認とかそういう意味だそうで。魔法生物を世に出していいか再認するための場所ってことですね。非想天則は関係ありません。
/遠くにある想い
ヘルメスが、この時代の古代人としては異質な考えを持つ、極端にいえば異端者であることがわかるシーン。
他に見返すと気付くのは、ヒュトロダエウスはやっぱエルピス編主要面子の中では一番テンプレ古代人の死生観を持ってるってことですね。親友が有能だから、その親友のために生きることが私が星にできることってスタンスではあるんですが。
/伝えたい気持ち
(察し)。
ただこの時点では、知的生命体と出会ったメーティオンは異星人扱いでモルモットにされて拉致監禁拷問凌辱の果てに死にました。全員。ってパターンを予想してたので、スケールが足りませんでした。
結局ヘルメスの本心としては、古代人という群れの中で異端である自分の理解者を欲していて、他の星への呼びかけもそれを求めての部分が強いと思ってて、これに対する答えの1つが、このあとでゼノスが言う「他者に問いかけても返ってくるのは所詮そいつの都合」なわけですね。
しかし、漆黒ラスト付近で登場したファダニエルがここまでのキーマン且つキャラとして魅力的になるとは。
やってることは紅蓮ラスト付近で登場して漆黒で一躍人気キャラに化けたエメトセルクと全く同じではあるんですが、手法が同じだけに比較されるというか、天丼ネタで「どーせこいつにも悲しき過去が…」って先入観を持たれるのに、その不利さえ覆して見せたのは見事。
/結論と責任
エメトセルク達の生きた時代、即ち古代人世界の元ネタがユートピアなのは、首都の名前が同じアーモロートであったり、幻影のアーモロートにせよ、過去のエルピスにせよ、案内役の名前がヒュトロダエウスで、ユートピアの存在を伝えた語り手なのとも一致しているので疑いの余地もなく、今まではあくまで断片的な描写だった古代人達の生活様式、特にエメトセルクらアシエンのようなネームドではない、一般古代人達のそれがより詳細に描写されています。
…とまあトマス・モアのユートピアとエルピスのそれがいかに似ているかは各自ググったり読んだりしてもらうとして、果たしてこのユートピアの住民である、古代人達の価値観から逸脱したヘルメスはすべての元凶なのかと問われると、ストーリー上の大団円を抜きにしても、この台詞とエルピスを見てる限り、古代人文化の行き着く先は90IDに出てきた、3ボス(ラーラー)惑星世界と似たようなモンだと思うんですよね。だから結果的にせよ、ヘルメスの行為が巡り巡って星を救ったようなものとも言えます。古代人は全滅したけど。
/巡り合う旅人たち
ハイデリンことヴェーネス登場。
ヒュトロダエウスとエメトセルクは漆黒でパーソナリティが明かされてたのに対して、ハイデリンとして、出番が少ないとはいえ新生からずーっと付き合ってきたのに何考えてるかよくわかんなかった彼女の内面。
恐らく多くの人がこう、穏やかで聖女的な存在をイメージしてたハズ。
その聖女の登場シーンが、上空から降下して歩行型の鮫をワンパンKO。…アレ?
ファダニエルにしろエメトセルクにしろ他のアシエンにしろ、古代人の基本戦法って魔法がメインで、物理的に攻撃するってそういう肉体の持ち主乗っ取ったケースをのぞけば、ヴェーネスとガイアくらいじゃないですかね…。
/未だ訪れぬ過去
やっぱこう、この手の話で未来からきたって事情を説明するシーンは面白い。
ヒュトロダエウスとヴェーネスは話を信じつつも、ヴェーネスが真っ先に疑問点として挙げるのが、未来の自分がそんな逃げを選ぶハズがねえ!ってのがまた…。
経年劣化でやさぐれたけど、本来は皮肉屋でありつつも生真面目だったのがよくわかるシーン。やさぐれたあとも根は生真面目でした。
エルピス編のヒュトロダエウスとヴェーネスは「こういうキャラだったのか」っていう面白味ですが、エメトセルクに関しては過去と未来で変わった部分、変わらない部分を見てニヤつく面白味。
/前代アゼムの手ほどき
本来アルゴスがなぜ月で初対面なのに懐いてたかの種明かしシーンなのに、殺意の高い攻撃バリエーションの雨あられ過ぎて…。
あらゆる技を駆使してゾディアークを封印したってやっぱこういう意味でのあらゆるだよなあ…。
/いつの日か、君に花を
考えれましたか…?
これに関してはラストで実現されました。うまいね構成が。
/音なき言葉
ここのホラ来た!感。
この想定はできていたんだから、ヘルメスもいうほど頭お花畑ってわけじゃないんですよ。むしろメーティオンが何十、何百いるんだか知りませんが、辿り着いた星が全部滅んでるってほうが作劇上の都合を感じるくらいで…。
/声を追い、彷徨っては躓く
この一連のシーンはホラーじみてて大好き。
まあでもやっぱり、どの文明も最終的には死滅するにせよ、降り立った星が全部死滅後、もしくは死滅の最中ってタイミングなのは脚本の都合を感じなくもなくも…。プレイしてる時はあんま気になりませんでしたけどね。
この世界はおかしいと感じていたヘルメスを、救うどころかトドメをさすかのような報告で、それを最後まで聞く、都合の悪いことだからと消去はさせないってのはわかるとして、記憶を消したうえで自分は人類を守る側にまわるよってのがコイツの複雑なとこですね…。
欲を言うなら漆黒と暁月の間に丸ごと拡張1本古代人編があればもっと良かったかも。
/87IDヒュペルボレア造物院
話の流れからして予測はできたとはいえ、まさかの古代人パーティでの突入。
この流れでフェイス使わずCF使うやついる?
…ウチのfcには一人いたんやけどなブヘヘヘヘ。
ちなみに自分はナイトだったのでヴェーネスが白、エメトセルクが黒。ヒュトロダエウスはロールに関わらず詩人で固定みたいですね。
途中なんか物足りないと思ったらパーティメンバーのエフェクトオフにしてたの忘れてて、せっかくだからとオンに戻したら、案外エフェクト一番派手なのヒュトロダエウスの遠隔攻撃なんですよねこの組み合わせ。一番戦いに向いてないとかヌカしてた割に…。
あとなんか開幕~1ボスまでの景色がPSOっぽかったです(小並)。
なんでだろ、エリアで季節感区切られてるのがPSOっぽいからですかね?
…よく考えたら83討滅のゾディアークの中身がファダニエルで、87IDのボスもファダニエルで、89IDのボスもファダニエルだ。なんだこのゲーム。
転身でヘルメスがあーなるってことは、ハーデスのアレやガイアのアレも転身なんでしょう。ラハブレアの転身がパンデモラスボスとかそんなオチ?
/幸せを運ぶ青い鳥
古代人の生き方に馴染めなかったヘルメスは、果たして分割された世界になら馴染めたのか?
答えは同じ魂を持つアモンの台詞。
「だとしても、私は到底、人が続いていくべきものだとは思えなかった」
「一万年以上の昔、彼が掛けた問いに、今、そう答えを返す」
むしろ醜悪さという意味では、アラグ時代や現代のエオルゼアのほうがよっぽどなので、清水の中の濁りが耐えきれなかったヘルメスに、汚濁交じりの泥水が耐えきれるわけないんですよね。
アモンは一見ヘルメスより人類に絶望して暴走したようにも思えますが、実際のところ、仮にヘルメスが望んだ答えが宇宙からもたらされたとしても、それをもってすることが「皆と話し合うのもいいだろう」なので、どのみちそこで否定されれば、アモンと同じ答えに行き着くのかなという気がします。
一言でいえば他者に答えを求め続けたインテリの暴走。インテリはいつも過激なことしかやりませんからね。仕方ないね。
漆黒での散り際と重なるような台詞。粋。
他メーティオンの終末化、ヘルメスの病的な公正さ、とか色々ある中で…
やっぱりここですかね…。
この解き方、術式に干渉して相殺しましたとか中和しましたとかじゃなく、パワー系のキャラが力任せに鎖を引きちぎるソレだよ。
/生まれ死んで答えを得る
ヴェーネスの生き様に被せてこのBGMが流れるの、伏線回収!って感じで昂りますわ。
名実ともにヴェーネス(ハイデリン)のテーマになったなというか。
なお、この傷つき、全身真っ黒になりながらも眼だけは輝いて進み続けるヴェーネスを見て、逆境の中でも初志貫徹する意思の強さと取るか、想いが凝り固まってもうそれしか考えられないヤベー存在と化したかで、僕は後者を取ってました。スイマセン…。
過酷な試練(物理)。
かくして再び現代へ。