グラブルとFF14に関するブログ

主にグラブルとFF14のプレイ日記です

シン・エヴァンゲリオン ネタバレあり感想

シン・エヴァ

 

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ネタのバーレーです。

 

 

 

 

 

旧劇がオタクがオタクに対してお前ら気持ち悪いんだよバーカ!と叩きつけたものだとしたら、今回は、いやあの時は悪かった。俺も色々あって大人になったからさ。観客のみんなもそうだろ?と語りかけるような内容で、最初は正直物足りないと思ったんですよね。

 

アスカがケンスケとくっ付いたり、シンジがマリとくっ付いたりと予想外のことはあれど、話の大筋というか、ゲンドウがラスボスで、シンジが今度こそまともに補完を食い止める。そりゃまあ旧劇を繰り返すつもりがないなら着地点はそこしかねーわなと。

Qから間が空きすぎたのと、漫画版やファンの考察、二次創作、鋼鉄のガールフレンドエヴァ2スパロボ等のゲームによるif展開が豊富すぎるせいもあって、ちゃんと決着付けたはずなのに新鮮味がない、どこか既視感を覚える展開。

ゲンドウの内面や動機に関しても、本人の口から過去最高のセリフ数で解説されたとはいえ、シンジに対する感情や、結局はユイに会いたいだけ、本人はシンジと同じかそれ以上のコミュ障というのは、今までに各媒体で示された通り。

謎のまま突き放すという意味では、賛否両論の否のほうが多かったQのほうが旧来のエヴァっぽくて好ましいまであった。

 

でも観終わって少しして気付いたんですよ。

たぶん製作側は旧エヴァから20年以上経過してるのに、精神年齢がろくに成長しておらず、就職もせず、恋人も家庭も持たず、なんなら父親との仲も険悪なままという、どうしょもない観客はさすがに想定外なだけだったんじゃねえかと。受け手が悪いよ受け手が。

 

劇中でも年数の経過による成長と変化が顕著で

 

トウジは所帯持ちの医者になり

ケンスケは身も心もイケメンに

この二人を含めた第三村の住人はニアサードの悲劇を乗り越え折り合いをつけて

アスカは思春期の初恋を卒業

ミサトは子供を産み

マヤは男嫌いを克服し

リツコは動揺することなくゲンドウにヘッドショット3連射をキメ

綾波は髪が伸びた

 

全員が何かしら過去に決着を、折り合いをつけて成長する中、唯一過去から脱却できていないのがラスボスのゲンドウ。

時と場合によって言ってくることが違う他人が嫌い。

生き方やその家でのルールを押し付けてくる親戚の家が嫌い。

旧劇でのシンジの独白が、当時のコミュ障の胸を打ったものだとしたら、今回のゲンドウは旧劇から歳を重ねた人間のメタファーか。

そんな過去のエヴァにしがみつくファンを象徴するかのようなゲンドウも、シンジとの対話で自覚と謝罪を織り交ぜて、最後はユイと消えていく。

取り残されたのは成長できてない受け手のみ。

 

…でもシンジと違って、ゲンドウの場合他人が怖い社会が怖い、そんな私にも理解のあるユイがいましたっていう、例のメソッド(ノロケ)に近い部分があるんで、贅沢ヌカしてんじゃねーぞコラ!って思う部分があったりなかったり。もっと言えばマリもいましたからね。ラブコメ漫画の主人公かオメー。

いやまあ、奪わんと欲すればまずは与えるべしの格言の如く、一度ユイを得てから失ったからこそってのはわかるんですけど…。

 

 

/アスカとケンスケ

これに関しては意外性はともかくショックは全くなかったです。

君が望む永遠なんて3年であれなのに、14年も経てばそらそうよ。

アスカが好きで、シンジに感情移入して、そのお相手としてもアスカが好きだったなら兎も角、別段アスカ派でもないうえに、Qの説明不足に対してシンジにシンクロする以外の面で、14歳に移入するにはさすがに歳を取りすぎた。

 

 

/マリとシンジ

シンジにとっては劇中で本人が口にしてたように、屋上に降ってきてパンツ見せてくれたお姉さん的な印象しかないはずなので、そこから?ああなる??みたいな?

でもまあ見た目は個人的に一番好きだし、シンジにとっても性格に癖がない唯一の女なんで、いいか…みたいな…。

母親由来のレイは論外だし…。

どっちかというとマリ→シンジの感情が謎っていうか、ガチレズじゃなかったですっけ?マリって。漫画版だけの設定なんですかね?アレは。

さすがに漫画版知らないとマリがどんなキャラなのかイマイチわからんまま新劇終わったのに、その漫画ともキャラ設定違いますよと言われちゃお手上げなんで、レズ且つ男もイケるしなというバイでした、というのが落としどころか。

 

 

/トウジとケンスケ

生きてて良かった。ここだけは掛け値なしに。Qの制服は完全にゲンドウか冬月の嫌がらせってことになるけど。

トウジはまあ割りとストレートに成長したなあと思わないでもないけど、ケンスケのあのシンジへの対応理解度100%の超人ぶりは…。

なんかアスカのお相手としての説得力を持たせるために底上げしすぎて、旧劇の陸自みたいのが襲ってきても地形を利用して撃退しそうなイメージすらある。バケモン。

 

 

/2号機くん

こいついつも雑魚相手には無双してボスにはワンパンでやられてんな。

エンジェルブラッド全注入!裏コード999!負け!

お前それゼルエル相手にザ・ビーストで負けたときの天丼やないか。

でもロボットアクションとしてのハイライトは、2号機+8号機の量産変態型エヴァ突破戦だと思ってるんで、そういう意味では優遇されてたんちゃうかな。初号機がアレだし。

 

 

/槍で全てのエヴァ

パチスロの演出にピッタリだなってコメントが一番好き。

 

 

/ボサ髪ロング波

破で救出されてから14年間初号機に溶け込んでたってことでいいんでしょうか。

成長しない身体でも髪だけは伸びるってアスカの台詞が伏線で、万が一普通に肉体あってエントリープラグの中に14年いたとしたら、Qのシンジがますますピエロに…。

 

 

/エヴァにだけはのらんといてくださいよ!

後輩系関西弁ヤンデレ発砲女。銃で怪我させればエヴァに乗らんで済むから撃ちますわ!!でマジで撃つ。好き。

あそこのテンパり方が声優の熱演もあって、テンション高いやり取りという意味ではシンで一番好きなシーンかも。

アスカがケンスケとくっ付いてました、は正直Qのときはまだ設定なかったんじゃ?と疑うけど、サクラのシンジに対する、ヒーローでもあり仇でもあるっていう愛憎入り混じった感情は規定路線だった気がする。

…ヒロイン、こいつじゃダメ?

 

 

/イスカリオテのマリア

たぶんイラストアリスとマリを賭けた研究室時代のアダ名、もしくは研究室組で唯一敵にまわったという意味での呼び名だと思うんですが、すげーセンス。冬月先生が。

 

 

/渚司令

これ俺が知らないだけでどっかのなんかの外伝とかスピンオフでそういうネタがあったんでしょ?なるほどね。ってネットみたら皆ナニコレ…ってなってて…。

別の世界でそういう状況があったのか、破とQの間にこういうことになってたのか、ユーロネルフの司令だったのか、はっきりしてクレメンシー。

 

 

/髪型元に戻してノリも昔に戻るミサトさん

最高!

 

 

/ネオンジェネシス!無限大!

笑わすのやめろ。

 

 

/成長したシンジとマリのラストシーン

ここは受け手によって解釈がわかれそう。

シンジが世界をやり直すことはしないって言ってたからには、あれが再構成された新劇世界ってわけじゃなくて、補完されちゃってた人達が世界に戻って、第三村状態だった世界を復興させたのか、シンジとマリだけ別の世界に飛んだのか、あれもまだ心象世界で、階段上りきったところで現実(新劇)世界へ帰還したのか。

 

わからない。わからないからとりあえず帰りの駅のホームで大人シンジの真似しながら電車を待った。でもただ待つのも退屈なんでね、ほら、シンジくんも退屈すぎて絵コンテになったみたいな、旧劇ファンサービス的な描写今回あったじゃない。

だから来場特典の、冒頭画像のアレを取り出して開いて、中身見て、フーンって感じだけど、これ万が一、今から見に行く人がたまたま視界に入れたらネタバレになっちゃうんで、自分そのへん配慮するアレですから、袋の中に戻そうとしたんですよ。

そしたらホラ、ああいう特典の袋ってサイズがパッツパツなうえに、あけるときの糊代部分?みたいなとこが結構粘着力強いじゃないですか。だもんで戻す途中に本体に糊が触れちゃって、そういうの一気に剥がすと本体もビリっといくんで、丁寧に剥がして、また戻して、またくっ付いちゃって、みたいなことを4回くらい繰り返してたら、横にいた女子高生の二人組に笑われた気がしてきたので、シンジくんにはなれませんでした。

 

さようなら、エヴァンゲリオン(それっぽい〆)。

 

 

 

: 追記

FF14グラブルも関係ねーな?と言われたので

 

 

 

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ほら、あるじゃん。な?