グラブルとFF14に関するブログ

主にグラブルとFF14のプレイ日記です

オススメ復讐作品10連ガチャ

グラブル

 

SSRサビルバラ、カラクラキルなし、リミキャラもなし、追加されたのはイベには1ミリも登場してないシャルロッテにラスティナ…泣き虫サクラでなくとも私の考えうる最悪のシナリオですと言いたくもなります。

 

これでシナリオの出来が悪かったならともかく、良かったからこそ欲しかったですねサビルバラ。

と言いますのもわたくしこういう復讐モノ大好きでして、特に元は温厚だったのが復讐に狂って身も心も崩れかけながらも復讐完了ってのはもーサイコーです。

なので今日は皆さんにオススメの復讐作品をご紹介したいと思います。グラブル要素はありません。

 

 

 

鬼哭街

 

www.nitroplus.co.jp

 

いまや表の世界のシナリオライターとなってしまった虚淵玄のエロゲライター時代の代表作。

エロゲとはいえ虚淵ゲーにエロを期待する人間なんぞ鍵ゲーにエロを求める奇行種に等しく、事実私はこの作品を10回以上プレイしておりますが、抜いた回数は皆無です。

というか既に全年齢対象版が出てるので、まだプレイしたことがない等という非国民はそちらを買えばよか。

 

内容は妹を殺され自らも半死半生の目に遭わされた凄腕の拳法家が上海に舞い戻り、かつての仲間だったサイボーグ拳法家達を1人、また1人と屠りながら、分割された妹の精神を拾い集めていく復讐サイバー武侠モノ。

主人公の対サイボーグ用の奥義は自らの身体に負担が大きく、章が進むごとに死に近づきながらもその武は研ぎ澄まされていく…最高ですね。EDも最高です。

というかカラクラキルがイベントの最後に「魂を器に転写させればクラーバラは蘇る」とか言い出したので鬼哭街かよと思いました。

 

何より最高なのがそのプレイ時間の短さ。

特に18禁版はボイスがないのもあいまって5時間くらいで終わります。

このノンストップ&濃厚な数時間こそが個人的には鬼哭街の最大の魅力で、シナリオの良さでいえばそれこそAirだの銀色だの君望だのFateだのdiesだの同じニトロゲーならデモンベインだの村正等がありますが、どれもこれも総プレイ時間100時間超えの大作なので、一度全ルート読み終えたら再プレイする人はそうそういないでしょう。

しかし鬼哭街は数時間という短さゆえに、小説1冊を読み直すくらいの気軽さで再プレイ可能。

シナリオの秀逸さこそ比するものがあれど、何回も読み直せる名作という意味では個人的には鬼哭街がトップです(次点で刃鳴散らす)。

 

特にサンダーボルトファンタジー等が気に入った方には嗜好もガッチリ噛み合う気がします。オススメ度100電磁発勁

 

 

刃鳴散らす

 

続けてニトロです。

魔法も超能力もサイボーグも存在しない(ファンディスクは除外)架空の東京で繰り広げられる刀剣復讐劇で、鬼哭街が剣術+拳法+軽気功によるワイヤーアクションのような動きとするならこちらは剣術特化。

ライターが本物の剣術家なので、作中の剣術描写や薀蓄が恐ろしく緻密で理詰め。

 

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このように、身体をどう動かせばどう作用しそれがどう有利不利に働きその手に対してどうすべきか…や剣術の歴史みたいな地の文がこれでもかと流れるわけですが、CG付で動きの流れを解説したりするので、緻密でありながらわかりやすいのもポイント。

 

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理詰めで緻密でありながら魔剣といったケレン味あふれる要素も。

 

バトルとしては不完全燃焼の感もあった鬼哭街のラストバトルとは違い、こちらのラストバトルはそれまでの集大成といった盛り上がりなのも魅力の1つですね。

決着からのEDの流れに関しては復讐劇における1つの頂点とすら言えるでしょう。

あとヒロイン連中の扱いが物凄く雑なのもいいです。

鬼哭街がシナリオの根底に女の情念というか、女に振り回された男の話だったのに対して、こちらのヒロインズは完璧に添え物。

舞台装置としての役割はあっても、話の主役は徹頭徹尾、武田赤音と伊烏義阿という2人の男の話なのです。

 

こちらも1プレイ数時間で済むので、やはりふともう一度となったときに気軽にプレイしなおせるのがよくて、今回もこれ書くうえでまた1周しちまいました。

ただ合間に入るちょっとしたギャグ描写が今みると少しキツイな…と感じなくもなくもなくもなく。

オススメ度95魔剣。

 

 

装甲悪鬼村正

 

www.fmd-muramasa.com

 

ニトロばっかじゃねえかお前ん家!と言われそうですがニトロはさすがにこれが最後なので勘弁して下さい。

刃鳴散らすのライターが書いたニトロ10周年記念の超大作で、総プレイ時間は軽く100時間超えながらも、途中一切ダレることなく全ルート読ませるだけの力をもった怪作。

劔冑(ツルギ)というパワードスーツの様な機能をもつ鎧が存在する、第2次世界大戦で異なる結末を迎えた架空の日本で、各地で殺戮事件を起こす謎の劔冑・銀星号を追う…というお話。

 

鬼哭街刃鳴散らすと違って少し話すとネタバレになりかねませんが、鬼哭街が話が進むたびに肉体面でボロボロなら、こちらは復讐を遂行するにあたり主人公のメンタルがこれでもかとボッコボコのグッサグサにされるお話ですね。

ともすればウジウジ悩んでてめんどくせーな!と取られかねないキャラと設定を微塵も不満に思わないのは、ひとえに主人公のキャラ(人気投票で2連覇)とライターの力量でしょう。

 

村正に関しては体験版で1章と2章がプレイ可能なので、それを落として試すのが一番でしょう(体験版とはいえこの1、2だけで下手すると鬼哭街刃鳴散らすより長い)。

メカアクション描写も剣戟描写もキャラも何かもが最高質で、特に量産型でない1点モノの劔冑はそれぞれ陰義(シノギ)と呼ばれる固有能力を備えているのでメカ+能力バトルという、こんなん嫌いな男はおらんやろと断言できる贅沢仕様。

 

また長時間プレイになるぶん主人公への感情移入度が尋常ではなく、同時に他のキャラの完成度も高いです。

プレイ時間的にヒロイン?恋愛?なにそれ食えんの?とバッサリ切り捨てたのが鬼哭街刃鳴散らすですが、村正はちゃんとそれぞれのヒロインとの恋愛描写もありますので、やはり復讐バトルモノとはいえ可愛いヒロインと交流深められないとダメっしょ、という欲張りセットちゃんにもオススメの1品となっております。

 

本当にプレイ時間がクソ長いですが、それだけにド嬢の「読了後生き方が変わるくらいどっぷり作品世界に漬からないと濃厚で価値ある読書体験は得られないんだよ!」という台詞のどっぷり部分は100%保証できると断言できます。

オススメ度100億劔冑。

 

 

RED

 

Red 1 (アッパーズKC)

Red 1 (アッパーズKC)

 

 

西部開拓時代を舞台にしたインディアンの主人公レッドのガンアクション復讐劇漫画。

主人公であるレッドの復讐心がとにかく苛烈で、気のいい素の性格と復讐相手を捉えたときの鬼のような形相と容赦のなさによるギャップも良いのですが、真に面白いのはレッドの復讐を各々の事情から手助けしようとする仲間達や、復讐相手のブルーの不気味なカリスマによって人生を狂わされたブルー小隊の面々のドラマだと思う。

個人的に一番好きなのはイエローとムラサキの関係性ですね。

あと復讐モノの仲間っていうと、大抵復讐は良くないですよ!とかヌカすやつが出てくるもんですが、この漫画の場合時代背景+ブルーがド糞のマジキチなのでそのへん誰もそんなこと言わないのが非常によろしいと思います。

 

 

ダイモンズ

 

 

家族を殺され自身も両腕を切り落とされた主人公・ヘイトが鉄の義手を身につけかつての親友達を1人また1人と…ってこう書くと鬼哭街そっくりのあらすじですね(復讐モノのテンプレなんだろうけど)。

復讐の鬼ではあるけどたぶん今まで紹介した作品の中じゃ一番まっとうで良い主人公で、5人の敵もまぁどいつもこいつも見事にクソ野郎なので、勧善懲悪ストーリーとしての側面が強いかも。

一番手のジェスト・ローレンスってナノテクなしのほうが強そうじゃない?

 

 

ファイアパンチ

 

 

ジャンプ+で連載されてた新機軸ジェットコースター漫画。

これに関しては復讐がどうってより、なんかもうリアルタイムで追ってたときの「予想は裏切り期待は裏切らない」感全開の急展開の連続と、トガタの存在ですよね。この漫画の面白さの半分くらいはトガタですよ多分。

復讐面に目を向ければドマ関連なんでしょうが、アレ皆さんどうでした?僕は大変スッキリしましたが。

 

なおファイアパンチは作者がジャンプ本誌で連載はじめるにあたっての宣伝なのか、ジャンプ+で一部無料公開中です。

 

shonenjumpplus.com

 

備えよう(本誌連載に)。

 

 

るろうに剣心エンバーミング

 

るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 完全版 (01) (ジャンプ・コミックス)

るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 完全版 (01) (ジャンプ・コミックス)

 

 

今更るろ剣の解説なんざいらんと思うので省くとしてまあ縁のことなんですが、ただ本編の縁でなく完全版カバー下のリメイク設定…再筆版における縁。

 

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マフィアの頭目設定を消去し、1人で剣心達に挑む幽鬼のような復讐鬼。

右顔面と引き換えに蒼紫を、左腕を犠牲に斉藤を、肋骨を砕かれながらも左之助を破り、東京に近づくにつれ身体を欠損していくが、その狂気と執念は増していく…と、他諸々物凄くイイんですが、重大な欠点としてこれ縁が主人公じゃねえんだよってことなんですよね…。

 

和月センセーはこの縁による復讐劇を今度は主人公側でリファインできないか…ってことで生まれたのがエンバーミングらしいんですが、あっちはあっちで複数の主要キャラによる群像劇みたいになっちゃったのと、中盤から登場したジョン=ドゥのほうに主役もってかれた感が…。

レイスとヒューリーの関係性は良かっただけに、レイスを殺すのが正直早すぎた気がします。

 

 

ユーベルブラッド

 

 

裏切り者の汚名を着せられた英雄の復讐を描くダークファンタジー漫画。

主人公のケインツェルが復讐を果たすために復活するまでに20年以上経っており、かつて己を貶めた真の裏切り者7人は七英雄と呼ばれ各地を統治しており、その平和を乱すことになろうとも復讐を遂げる…というお話。

画風と世界観自体はダークなものの、かつての裏切り者とはいえ今は統治者としてその地を治めている英雄を私怨で殺していいのか、的な葛藤は、20年経って裏切った連中のクズ度がマシマシになってるうえに領地の治安もろくなもんじゃないのであんまり気にする要素でもなかったり。

殺す直前に挟まれる、旅してて仲が良かった頃の回想シーンが好きですね。

 

 

からくりサーカス

 

 

アニメ放映中。

復讐劇は基本的に物語開始次点で復讐の動機付けがなされているものですが、からくりサーカスの鳴海の場合は開始時点では復讐の鬼でも何でもなく、話が進むにつれて復讐鬼と化していく珍しいパターン。

読者も鳴海にシンクロして話を読み進めるので、設定上の身内の死より感情移入度が高い。

ただこれは主役の鳴海に限った話で、からくりサーカスで復讐キャラといえばやはりルシールでしょう(全編フェイスレスの復讐漫画なんだよって見方もアリですが)。

復讐を果たし力尽きるルシールがミンシアに語るクレヨンの話や、昏睡状態の鳴海の夢の中に出てくるルシールとの会話は何回読んでも泣けます。

 

 

ガン×ソード

 

TVアニメ「ガン×ソード」Blu-ray BOX (完全限定盤)

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アニメの復讐モノといえばこれや。

「痛快娯楽復讐劇」というキャッチコピーどおり、基本的に暗いお話になる復讐劇(実際上記に挙げた作品の作風は全て暗い)を明るく仕立てあげた傑作。

ただ作風は明るくとも主人公・ヴァンや同じ境遇の好敵手・レイの復讐心は恐ろしく強く、これを中和するためだけにバカな単発エピソードやエルドラVといった笑えるネタ、ヴァン以外は基本全員明るい仲間達というバランスにする必要があったと思える程。

最終話のヴァンの行動も良いが、ハイライトはその直前のレイ兄さんの例の場面だろう(レイだけに)。

 

 

グラブル

 

気狂い妖刀おじさんをカラクラキルがバッサリやってくれたのが良かったです(本人的にはあうあうあーの相手斬っても全く気は晴れなかっただろうけど)。

グラブルのことだからあそこで「やめるんだ!」とかいう選択できない選択肢みたいのが出てくるんじゃないかとヒヤヒヤしましたが(出てたらクソイベ)。

 

SSRサビルバラのフェイトエピでこのイベントの続き補完してそれで完結とかは…勘弁…してくださいねホント。